介護職員初任者研修の勉強|11自立に向けた介護の展開

介護の現場で役立てられる【介護職員初任者研修】の資格を取るために、実際に通学して講義や実習を受講してみました。(現在、筆者は介護職員初任者研修の過程を終了しました。)

実際に受講をして、介護職員初任者県研修ついて学んだこと「11自立に向けた介護の展開」について、まとめてアウトプットしてみようと思います。

(本記事は、介護職員初任者研修の講義や実習で実際に講師から学んだことや、「介護職員初任者研修テキスト」(中央法規)などより参照しています。)




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Contents

 

生活と家事

生活と家事の理解

自立支援を支える家事

  • 身体介護 ADL(日常生活動作) (入浴・食事・排泄・着脱・移動等)
  • 生活援助(家事支援)IADL  「IADL(Instrumental Activities of Daily Living)=手段的日常生活動作」(電話・買い物・家事・外出・服薬の管理・金銭の管理)

専門性のある援助

家事援助は、一見家事の経験者であれば誰でもできる行為に移る。

しかし、介護職の行う家事援助は単なるお手伝いではなく、一人の人間として使用者の尊厳を守りつつ、その人らしい生活を継続できるように援助する役割をになっている。

介護は単なるお手伝いではない。

生活援助の具体的な内容
  • 掃除 居室内やトイレ、卓上の清掃、ゴミ出し、準備後片付け
  • 洗濯 洗濯機または手洗いにより洗濯、洗濯物の乾燥(物干し)、洗濯物の取り入れと収納、アイドロンがけ
  • ベッドメイク 利用者不在にベッドでのシーツ交換、布団カバーの交換等
  • 衣類に整理・被服の補修 衣類の整理(夏・冬物等の入替等)被覆の補修(ボタンつけ・破れの補修等)
  • 一般的な調理・配膳、下膳 一般的な調理。配膳、後片付けのみ。
  • 買い物・薬の受け取り 日常品等の買い物(内容の確認・品物・つり銭の確認を含む)、薬の受け取り
サービス外
  • 庭、草木の水やり
  • 大掃除
  • 電球の取り替え
  • 草むしり
  • ペットの世話

日常以外はやらない、利用者以外の同居の家族は世話をしない。

介護保険以外は地域サービスを利用する、(シルバー人材センター)

家事援助のポイント

介護職は家事援助を通して利用者のそれまでの生活習慣や価値観を尊重し、希望や要望を引き出しながらニーズの把握を行う。

家事援助は、表面上は見えづらい行為だが、この見えづらい部分を援助してこそ、その人らしい暮らしを継続することができる。

 

まさに家事援助とは、家事に関する知識や技術はもちろん、観察力や感性が必要であり、経験だけでは適切な援助はできない。

五感を活用する(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)→利用者の異常に気づくことができる。違いを見極める。

単なるお手伝いではなく、介護職としての専門性が必要である。

利用者の能力を活用する

  • 家事は毎日連続して行われるものである。
  • 衣類の整理やベッドの周りの整頓など、身近な場面での利用者の能力を活用しながら家事援助を行うことも一つの方法である。
  • 限られた労力、時間での介助を行う。

利用者の意欲を引き出す

  • できる工夫をくりかえし行うことで、再びできるようになることもたくさんある。利用者の意欲の向上。

利用者と共に行う

  • 家事は生活に欠かせないものであり、利用者が生活の主体となると、意欲を引き出すきっかけとなるので、ともに行う働きかけをする。
  • その人の新たな習慣となり活性化される。

家事援助に関する基礎的知識と生活支援

調理

  1. 献立を決める 冷蔵庫や台所にある食材、旬の食物などについて献立決定のヒントを提供する。
  2. 食材や調理器具を確認・準備する
  3. 下ごしらえをする
  4. 加熱料理・味付けをする
  5. 盛り付け・配膳をする
  6. 後片付けをする

注意点

  • 調理する際は利用者に確認する。
  • 安全に気をつける。
  • 限られた調理器具でちょうりすることになる。
  • 下にあった場所に必ず戻すこと。

野菜の基本的な切り方

  • 小口切り
  • 輪切り
  • 半月切り
  • いちょう切り
  • ななめ切り
  • 短冊切り
  • 拍子切り
  • さいの目切り
  • 千切り
  • みじん切り
  • 乱切り
  • ささがき

洗濯

  • 洗濯表示は衣類の左側についている
  • パジャマのズボンの前後は、またぐりの長い方が後ろ
  • 高齢者は汚れに気付きにくい
  • 視力が弱る
  • 匂いに気付きにくい、嗅覚が弱る。

掃除ゴミ捨て

ゴミ収集日がわからなくなる→曜日や時間を大きく明記しておくのも解決策。

衣服の補修・裁縫

体が不自由になった時に着脱しやすいように、襟ぐりにマチを入れる、ボタンの代わりに面ファスナーに替えるなどの工夫も状況により必要な援助。

寝具の交換

睡眠中にかく汗やからだの皮脂でシーツは汚れる。

一晩にコップいっぱいの汗をかいている。

買い物

買い物難民 買い物へ行けなくて要介護申請する人が多い。

宅配

  • 大手スーパー
  • 生協
  • ネット通販

買い物の援助

  • 一緒に買い物へ行けるかどうか?行けなければヘルパー一人で行く。
  • 車椅子利用者の場合、店に入って利用できるか?
  • 外出先で車椅子でトイレに行けるか確認しておく。
  • スーパーまでの道順を確認する。
  • くだり坂に注意する。

家計管理

クーリングオフ制度 

一定の期間であれば購入者が販売業社に通知して無条件に契約の解除をすることができる制度。

高齢者を狙った、住宅リフォームや訪問販売点検商法、マルチ商法、無料商法などの悪質商法がある。

 

快適ない住環境西部と介護

快適ない住環境に関する基礎知識

高齢者に配慮した玄関・廊下

玄関は引き戸が望ましい。

ケアマネに相談→住宅改修へ(利用者の現状維持)

高齢者に配慮した階段

階段は往復することを考えて、両側に手すりを設置することが望ましい。

階段にそれだけの幅が確保できないときは、下る際の利き手側に手すりを設置する。

高齢者に配慮した洗面所・脱衣所

広すぎても転倒の危険性がある。

色への配慮

高齢者は全般的に色彩の判別能力が低下するため、明暗差の大きい配色を心がける。

高齢者・障害者特有の移住感情整備と福祉用具の活用

生活空間と介護

施設の場合 なるべくプライベートな空間を確保しようと談話室やプレイルーム、家族との面会室、理美容や喫茶室などせいかつくうかんにゆとりをもたせるくふうがみられる。

住宅改修

住宅改修 一生涯で20万円を限度として原則9割相当の償還払い(利用者が一旦サービス事業者に全額支払い、」その後申請により、保険者から利用者負担分を除いた額の払い戻しを受けること)で支給。

住宅改修利用の流れ
  • 事前に住宅改修を申請。
  • 支給対象であるか、内容が適切かを判断する事前申請制度となっている。
  • 事前申請には、介護支援専門員(ケアマネジャー)などが記載する、住宅改修が必要な理由書が必要
  • 住宅改修後は、実施した場所での動作の改善度合いを確認するとともに、継続的なモニタリングを実施し、新たな問題が確認されればケアプランの見直しを行う。

介護保険の対象となる住宅改修

  1. 手すりの取り付け
  2. 段差の解消
  3. 滑りの防止および移動の円滑化のための床または通路面の材料の変更
  4. 引き戸への扉の取り替え
  5. 様式便座等への便器の取り替え
  6. その他①~⑤の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

福祉用具の活用

障害者総合支援法 補装具、日常生活用具(13種目)

  1. 車いす
  2. 車いす付属品
  3. 特殊新台
  4. 特殊寝台付属品
  5. 床ずれ防止具
  6. 体位変換器
  7. 手すり
  8. スロープ
  9. 歩行器
  10. 歩行補助杖
  11. 認知症老人徘徊感知器
  12. 移動用リフト(釣具に部分を除く)
  13. 自動排泄処理装置

 

介護保険法 福祉用具貸与および福祉用具販売(5種目)

  1. 腰掛け便座
  2. 自動排泄処理装置の交換可能部分
  3. 入浴補助用具(入浴用椅子、入浴用手すり、入浴内椅子、入浴台、浴室内すのこ、浴槽内すのこ、入浴用介助ベルト)
  4. 簡易浴槽
  5. 移動用リフトのつり具部分

レンタルと販売の違いは、肌につけるものは販売。

整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護

整容に関する基礎知識

  • 身支度を整えるということは人が人として社会で関わる上での重要な自己表現である。
  • 身支度は自分らしさを表現する一つの手段。
  • 社会性や生活意欲を高める。
  • その人の生活習慣を尊重しながら支援していく。
  • 目的を持った社会参加を支援するように心がける。

整容の支援技術

洗面

患側 痛いところ、動きにくいところ

↔︎健側

一部介助を要する利用者への介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 車いすを利用している利用者の場合、介護職は利用者の同意を得てから、利用者を車いすに移乗し、洗面所へ移動します。
  2. 洗面所まで移動した後、ブレーキをかけ、フットサポートから足を下ろし、足底が床についているかを確認する。
  3. 介護職は利用者の患側に立ち、いつ座位のバランスを崩しても支えられるように、足を肩幅に開いて利用者の洗面行為を見守る。利用者ができないところは介助する。
  4. 介助し終えたら、体調などを確認する。

 

全介助を要する利用者への介助方法

  1. 介護職は利用者に介助方法を説明し、同意を得て介助しやすいベッドの高さに調整する。わかりやすく、声をかけて説明する。説明、同意を得て「これからベッドの高さを調整しますね。」などと声かけをする。声かけが大事。
  2. 利用者が洗面しやすいようにベッドを15度程度ギャッチアップしてもよい。
  3. そして熱めのお湯(約40度前後)で濡らして、固く絞ったハンドタオルを私、顔を拭いてもらう。
  4. 介護職は利用者のできないところを介助する。ハンドタオルは三つ折りにして、しっかり持ち、面を変えながら拭いていく。(額→鼻→ほお→あごの順、筋肉の走行に沿って3の字を描くようにふく。)髪の生え際、目尻、鼻の周囲、口元も丁寧に拭く。
  5. 介護職が介助する場合は、利用者の意向を聞きながら反対側の手でほおを支えながら拭く。目やにをふくときは、ティッシュ(ガーゼ)をお湯で湿らせて、ゆっくり押し当てて目頭から目尻に向かってふく。(そのときティッシュをクルクルと巻いていくようにふく)目の周りの皮膚は薄いので気を付けてふく。
  6. 介護職は拭き残しがないか、体調などを確認し、ベッドの高さを元もどす。

タオルは小さくたたんで、手のひらサイズでふく。丸めて面を替えながらふく。

整髪

一部介助を要する利用者への介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 車いすを利用している利用者の場合、介護職は利用者の同意を得てから、利用者を車いすに移乗し、洗面所へ移動します。
  2. 洗面所まで移動した後、ブレーキをかけ、フットサポートから足を下ろし、足底が床についているかを確認する。
  3. 介護職は利用者の患側に立ち、いつ座位のバランスを崩しても支えられるように、足を肩幅に開いて利用者の洗面行為を見守る。利用者ができないところは介助する。
  4. 介助し終えたら、体調などを確認する。

利用者に応じて端座位やいすに写って行う場合もある。

 

全介助を要する利用者への介助方法

  1. 介護職は利用者に介助方法を説明し、同意を得て介助しやすいベッドの高さに調整する。わかりやすく、声をかけて説明する。
  2. 介護職はベッドを30〜60度くらいギャッチアップし、クッション(ずり下がるのを防止、褥瘡防止)などを使って利用者を安楽な姿勢にする。
  3. 介護職はオーバーテーブルや鏡、くし(またはヘアブラシ)を用意する肩にバスタオルを巻くなどして、抜けた髪が衣類などにつかないように配慮する。
  4. 鏡を見ながら、利用者自身に髪を整えてもらう。介護職は利用者ができないところを介助する。
  5. 介助し終えたら、ベッドの高さを元に戻し、体調などを確認する

 

ひげの手入れ

  1. 介護職は利用者に介助方法を説明し、同意を得る。「これから用意するのでお待ちください。」
  2. 必要物品を用意し、介助しやすいベッドの高さに調整する。
  3. 利用者の口の周りの汚れを取る。
  4. シワを伸ばしながら、剃り残しの内容に丁寧にひげを剃る。髭の生え方を見て剃る。
  5. 顔の表面に残ったひげを拭き取る
  6. クリームや化粧水で皮膚を保護する。
  7. 介助し終えたら、ベッドの高さを元に戻し、体調などを確認する。

T字のかみそりの時はタオルで温めてから剃る。

 

爪の手入れ

爪は1日に0.1ミリ伸びる、足より手の方が早く伸びる。

まめに手入れをしないと、巻き爪や爪肥厚などの変形に。

介護職の爪切り

爪の周囲の皮膚に化膿や炎症がなく、かつ糖尿病などの疾患を伴う専門的な管理が必要でない限り、介護職が爪切りで爪を切ることや、爪やすりでやすりがけをすることが認められるようになった。

爪を切るときは、指から少し上のあたりに伸びた部分を直線的に切る。足の爪の場合は角を残したままで、手の指の爪は少し角を切って丸く仕上げる。

一部介助を要する利用者への介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 介護職は利用者の同意を得て切り方などの希望を聞くとともに、爪の周囲や皮膚に異常がないかを確認する。
  2. 爪の飛び散り防止のために周囲に敷物を敷く。
  3. 利用者は手足を楽な位置にして、介護職は指先をしっかり持って少しずつ切る。
  4. 爪と皮膚が癒着している場合もあるので皮膚を切らないように注意する。
  5. 利用者の表情を見ながら、痛みの有無を確認する。
  6. 切った後にヤスリをかけて、爪の表面や角を滑らかにする。爪が荒れている場合は、クリームやオリーブオイルなどをつけて保護する。
  7. 切った爪が飛び散らないように始末するとともに、利用者の体調などを確認する。

 

椅子に座っている利用者の足の爪を切る際の留意点

  • 介護職は台座にタオルを敷き、利用者の足を乗せる。
  • 足に絡まないように、タオルの折り目は介護職側にくるようにする。深爪に注意する。

 

化粧

化粧は女性にとって単なる身だしなみの他に、気分の活性化や社会参加、コミュニケーション、自己表現の手段ともいうことができる。

 

衣服の着脱

衣服はなるべく利用者の好みに合わせたものを選択する。利用者に選んでもらうようにするのがよい。

脱健(だっけん)着患(ちゃっかん)

患側保護

一部介助を要する利用者への介助方法(右片麻痺がある場合)

前開きの上衣の着脱

  1. 介護職は介助内容を説明し同意を得る。着替える衣服を確認し、介護職は患側側に立つ。(服を持ってくる間に倒れないか確認する)
  2. 利用者は、健側の手でボタンを外し、患側の肩の衣服を外す。
  3. 健側上肢の袖を脱いでから、患側上肢の袖を脱ぐ。
  4. 新しい上衣の患側上肢の袖を通して(このとき利用者に健手で患手を支えてもらう。介護職は袖口から手を入れて迎え利用者の患手を持ちながら袖を通す)、健側上肢の袖を通す。
  5. 健側の手でボタンをとめ、えりもと、両肩、裾などを整える。
  6. 介護職は利用者に、衣服の着心地や体調などを確認する。

 

一人で衣服を脱ぐ方法(右麻痺がある場合)

  1. 利用者は、健側の手でボタンを外し、患側の肩の衣服を外す。
  2. 左足を後ろに少し下げて前かがみになり、左のお尻に健側の衣服の裾の部分をはさんでおく。
  3. そのまま上半身を前に倒して、健側の袖を脱いでいく。
  4. 健側の手で患側の袖を脱ぐ。

 

介助の注意点

  • 肌が露出しやすくなるので、あバスタオルで肌が露出しないように配慮する。
  • 介護職は利用者ができないところを介助する。

 

一部解除を要する利用者の介助

ズボンの着脱(右片麻痺の場合)

  1. 健側の手でできるだけズボンを下げておき、健側下肢、患側下肢の順でズボンを脱ぐ。
  2. 健側の手で患側下肢、健側下肢の順にズボンを通す。
  3. 健側の手でできるだけ上まで上げる。健側下肢で立位を取りズボンを上まで上げる。
  4. 介護職は利用者にズボンの着心地や体調などを確認する。

ズボンを脱がす時に、高齢者は肌が弱いのでズボンを引っ張らないように気をつける。

腿の下に手のひらを差し込み、腿を支えながらそっと脱がしていく。

介助の注意点

  • 肌が露出しやすくなるので、バスタオルなどで肌が露出しないように配慮する。
  • 介護職は利用者ができないところを介助する。

 

全介助を要する利用者への介助方法

前開きの上衣の着脱(右片麻痺がある場合)

  1. 介護職は介助内容を説明し同意を得る。介護職は利用者の健側側に立つ。
  2. 着替える衣服を確認し、そでたたみ(両袖を揃えたたむ)にして患側に置きます。介助しやすいベッドの高さにする。
  3. 介護職は、利用者ができなければボタンを外し、健側上肢の袖が脱ぎやすいように患側上肢の肩口を少し広げる。
  4. 健側上肢の袖を脱がせ(「肘を外側に曲げてください。」脱臼を防ぐ)、脱いだ衣服は内側に丸めるようにして利用者の身体の下にいれます。あとで取り出しやすいように、なるべく深く衣服を差し入れる。(あとで着やすくするために下方に押し込む)
  5. 健側が下になるように、利用者を側臥位(横向き)し、利用者の身体の下に入れていた衣服を引き出して、背中を脱がせる。代わりに新しい衣服の前開き部分を持って利用者の身体にかける。
  6. 患側上肢のそでを脱がせ、脱いだ衣服は汚れを周りに広げないように内側にして丸め、脱衣カゴなどの中にいれる。
  7. 患側上肢に新しい衣服の袖を通す。この時介護職と利用者の前腕が一直線になるようにすると、患側上肢に負荷をかけずに袖を通すことができる。
  8. 背中、脇の線をあわせ(背中側のしわをのばす)、片側の衣服を利用者の身体の下に入れ込む。あとで衣服を引き出しやすいように、しっかりと身体の下に差し込む
  9. 利用者を仰臥位(仰向け)にし、身体の下から衣服を引き出す。
  10. 健側上肢の袖を通しボタンをとめる。袖口は、利用者の脇より下の方にすると、通しやすくなる。
  11. 介護者は利用者に衣服に着心地「苦しいところはないですか?」や体調などを確認する。
  • 脱臼をしないように気をつける。
  • 袖を通すときは、まず袖をたぐり、向い手で握手する(利用者はグー)
  • 利用者を側臥位、仰臥位にするときは利用者の肩甲骨と腰を、手のひらから肘全体で面で支えるように動かす。(ボディメカニクスを利用する)このとき「1、2、3で起こしますよ。」で利用者に声をかける。
  • ベッドを高くしてしまうと利用者が怖がるので、あまり高くしないほうがよい。

 

全介助を要する利用者の介助方法

ズボンの着脱(右片麻痺がある場合)

  • 可能であれば利用者に腰を上げてもらい、協力を得ながらズボンを下げる。健側下肢、患側下肢の順でズボンを脱ぎ、患側下肢、健側下肢の順に新しいズボンを履かせる。
  • 可能であれば利用者の協力を得ながらズボンを腰まで上げる。腰が上がらない場合が、健側を下にして側臥位になってもらいズボンを上げる。このとき背中側の衣服のシワを取り除く。
  • 衣服を整え、着心地や体調を確認する。介助し終えたらベッドの高さを元に戻す。

 

移動・移乗に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護

移動・移乗に関する基礎知識

移動・移乗の目的意義

日常生活行為の遂行

廃用症候群の予防

移動・移乗を困難にする要因

麻痺・拘縮・関節可動域制限・筋力低下・認知症・意欲の低下・視覚障害など

身体機能を維持する

筋力の維持には、普段から最大筋力の20〜30%以上の筋力を利用する必要がある。

関節拘縮:関節の動く範囲が正常な場合よりも制限された状態。

ボディメカニクスの活用

ボディメカニクス 骨や筋の相互作用で起こる身体の動きのメカニズムのことをいう。これを活用することで、利用者・介護福祉職双方の負担の軽減や、介護福祉職の腰痛予防にも繋がりやすい。

ボディメカニクスの基本原理

  1. 支持基底面積を広く取るほど体は安定する 指示基底面積を広く取るために、介護職は両足を左右、前後に広めに開く。
  2. 利用者と介護職双方の重心を近づける 利用者・介護職それぞれの重心が近いほど移動がしやすくなる。また体を密着させると余分な力が入らない。
  3. 大きな筋群を使い、水平移動を使う 身体全体の筋力に力を配分し、腕だけなど一つの筋群だけにkん町を集中させないようにする。
  4. 身体を小さくまとめる 利用者の腕や足を組み、身体がベッドなどに摩擦する面積を少なくすることで力の分散を防ぐことができる。
  5. 利用者を手前に引く 押すより引くほうが力を分散させず、少しに力で済む。
  6. 介護職の重心移動で利用者を動かす 背筋を伸ばし膝の屈伸を使うと腰を痛めない。
  7. 体をねじらず、肩と腰を平行に保つ。
  8. てこの原理 視点・力点・作用点のある状態で、小さな力が大きい力に変わる原理。利用者を起こす時に膝や肘をベッドサイドに押し付けててこの原理を利用すると効率的に動作できる。

重心と姿勢の安定

身体の動きは重心の移動を伴う。介助は身体の動きに伴って移動する重心を意識して介助する。

重心線

静止立位時における重心線 耳介ー肩峰外側ー大転子ー膝後方ー外踵前方(がいか)の諸点にあればバランスが取れている状態。

移動する時に、座位や臥位のときも軸が一列に整っていることを維持することが基本。

バランスが崩れて重心の位置がずれていると転倒しやすい。

姿勢の安定につながる

主な姿勢

  • 仰臥位 仰向け
  • 側臥位 横向き
  • 腹臥位 うつ伏せになって手の平を下にする
  • 座位(ざい) 上半身を90度あるいはそれに近い状態に起こして座った状態
  • 端座位(たんざい)ベッドの端に座り、両足を垂らしてる状態 両足の足底が床についている 
  • 半座位(ファーラー位)約45度 ベッドの背もたれを45度起こしている状態
  • 長座位 脚を伸ばして座っている状態
  • 起座位 クッション等を抱えて座っている状態

介護の概念

目的意義

人の自然な動きを意識する

  • 飲み物を飲む時に無意識に上を向くなど
  • 介護にも意識する、利用者の安楽・安全につながる

 

移動・移乗に関する福祉用具とその活用方法

福祉用具 自らの力で自立できることが最大の効果

福祉用具の種類

手すり・歩行器・杖

手すり

歩行器

  • 前腕支持式歩行器
  • 固定式歩行器

歩行補助杖

  • T字杖 最もよく使われるタイプ。
  • ロフストランド・クラッチ 前腕支えと握りの2箇所で支持するため安定性がよい。(握力の弱い人に適している)
  • 多点杖・ウォーカーケイン 支持面積が広く手を離しても杖自体が立っている。
車いす

車いすの種類

  • 自走用
  • 介助用
  • 片手駆動輪型
  • モジュール型
  • 電動車いす
  • 電動三輪車
  • 座席昇降型電動車いす

各名称を覚える

  • アームサポート
  • サイドガード
  • レッグサポート
  • フットサポート
  • バックサポート
  • ブレーキ
  • ハンドリム
  • ティッピングレバー
  • 駆動輪
  • キャスタ
  • グリップ

タイヤの空気圧、ブレーキの効き具合、グリップが緩んでいないかの点検をする。

車いすのたたみ方

  1. ブレーキをかける
  2. シートの前後を両手で上に持ち上げ、左右の幅をせばめる。
  3. 最後にアームサポートを持ち、さらに左右をせばめる。

車いすの広げ方

  1. 左右の手でアームサポートを掴み少し外側に開く
  2. 次にシートを両手で開き、下に手を押し付けしっかりと開く。この時、シートの端に指を挟まないように気をつける。

移動用リフト

  • 天井走行式リフト
  • 床壮走行式リフト

簡易スロープ 玄関部分など段差を解消する傾斜台。

段差解消機 車いす1台がのるテーブルが垂直に上がり下がりする昇降機。

利用者・介護者にとって負担の少ない移動・移乗の支援

体位交換

体位交換の介助

  • 麻痺(患側)、拘縮、痛みなどがある側がからだの下にならない向きに変換する。
  • 向く方に顔を向けてから、膝→腰→肩の順にゆっくりと回転させるように変換する。
  • 膝を立てる、腕を胸の上に乗せるなど、体を小さくまとめる。
仰臥位から側臥位へ

仰臥位から即臥位へ(横に向く)左片麻痺がある場合

  1. 介護職は利用者に介助内容を説明し、同意を得てからベッドの高さを調整する。
  2. 利用者は寝返る方向に顔を向け、健側の手で患側の手を胸の上におく。健側の手で同方向へ(ベッドの端)寄せる。
  3. 利用者は顔を健側に向け、健側の手で患側の手を支え、健側の足先を患側の膝下に入れる。
  4. 介護職は利用者の肩甲骨と腰に手を当て、腰を落としながら膝を曲げて、腰→肩甲骨の順に利用者を手前に倒す。「1、2、3で体を横に倒しますね。」などと声かけをする。
  5. 介護職はべッドの高さをもとにもどし、利用者の体調などを確認する。

全介助を要する利用者への介助方法

  1. 介護職は利用者に介助内容を説明し、同意を得てからベッドの高さを調整する。
  2. 介護職は利用者の枕を手前に引く。利用者は顔を健側に向け、胸の上で腕を組む。
  3. 介護職から遠い方の膝裏へ(膝を立てておく)、手のひらを上にして手前(介護職)に向かって手を差し入れる。もう一方の手は肩甲骨を支える。
  4. 介護職は腰から肩甲骨の順に利用者を手前に倒す。「1、2、3で体を横に倒しますね。」などと声かけをする。
  5. 介護職は利用者の身体を安定させる。下側の腰を押し込み、上側の腰を手前に引き寄せる。
  6. 介助し終えたらベッドの高さを元に戻し、利用者の体調などを確認する。

 

起き上がりから端座位(起き上がり)へ

起き上がりから長座位へ

一部介助を要する利用者への介助方法(左方麻痺がある場合)

  1. 介護職は利用者に介助内容を説明し、同意を得てからベッドの高さを調整する。
  2. 介護職は利用者の患側上肢を健側上肢で胸の上におくように促し、足は組んで体を小さくまとめる。
  3. 介護職は利用者の肩甲骨と肩を支えて、利用者が右側臥位になるのを介助する。この時「1、2、3で体を横にしますね。」などと声かけをする。
  4. 介護職は利用者の腕組を解いて、健側(下側)の腕をベッドサイドに手のひらを下にしておく。
  5. 介護職は利用者の肩の下に左手を入れ差し込み掛け声をかけながら利用者を左手で起こし、利用者の健側の手(右手)をベッドからずれないように押さえておく。この時介護職は、利用者を起こす時に一旦手前に上半身を引き寄せながら右斜め方向へ起こすようにするとスムーズに起こせる。
  6. 利用者の座位の安定と体調などを確認する。

※利用者を起こした後に、上半身が倒れないように、手を離さないように注意する。

 

起き上がりから端座位へこしかける

一部介助を要する利用者への介助方法(左方麻痺がある場合)

  1. 介護職は利用者に介助内容を説明し、同意を得てからベッドの高さを調整する。介護職は健側から介助する。
  2. 介護職は利用者の患側上肢を健側上肢で胸の上におくように促し、足は組んで体を小さくまとめる。
  3. 介護職は利用者の肩甲骨と腰を支えて、利用者が右側臥位になるのを介助する。この時「1、2、3で体を横に向きますね。」などと声かけをする。
  4. 介護職は利用者の肩の下に左手を入れて、上体を起こしながら、同時に右手で両膝を抱えて両方の足底が床に着くように降ろしていく。この時「1、2、3で体を起こしますね。」などと声かけをする。
  5. 利用者の両方の足底が床につくまで、必要に応じて臀部(おしり)を片方ずつベッドの端の方に移動させ(片方のお尻を持ち上げながら引き寄せ、反対側の肩を押すようにして移動させる)、ベッドの高さを調節する。
  6. 利用者の座位の安定と体調などを確認する。

 

端座位から立位へ

一部介助を要する利用者の介助方法(左片麻痺がある場合)

  1. 介護職は利用者に介助内容を説明し、同意を得る。介護職は患側から介助する。
  2. 利用者は臀部をベッドの端の方に移動し、浅く座る。
  3. 介護職は利用者の患側に立ち、患側の膝頭の手を当てる。(膝折れを防ぐため支える)患側の足が動かないように介護職の足をつけておく。利用者は健側の足を膝より前に引き前かがみになる。
  4. 利用者は、膝を伸ばしながら状態を持ち上げて立つ。
  5. 介護職は利用者の患側に立ち、利用者の腰を手で支え、もう一方の手で患側の手を保護する。
  6. 介護職は利用者の膝裏がきちんと伸びているか、立ちくらみはないかなどの体調を確認する。

利用者が片麻痺がある場合は健側に起き上がってもらう。

体位交換(略して:たいこう)現場では1〜2時間に1回

褥瘡(じょくそう)床ずれ

  • 発赤(ほっせき)皮膚が赤くなる
  • 骨が出っぱっている体の固いところにできやすい
  • 仙骨部 踵、親指の外側 横向きは耳介部がなりやすい
  • 予防 予防用具(エアマット、ウォーターベッド、褥瘡予防マットなどで体圧を分散させる)、摩擦防止(シーツや寝巻きにしわやたるみを作らないようにする)

歩行の介助(片麻痺の場合)

平地の場合

  • 患側に点としやすいので、介護職は利用者の患側に立ち、患側前腕を支えて、腰に手を当てて介助する。
  • 2動作歩行①杖と患側を同時に出す ②健側を出す。
  • 3動作歩行①杖を出す ②患側の足を出す ③健側の足を出す。

階段を登る場合

  • 階段から転落を予防するために、患側のやや後方に立ち、腰に手を当てて介助する。
  • ①杖を1段上にあげる ②健側の足を1段上にあげる ③患側の足を1段上にあげる

階段を降りる場合

  • 階段からの転落を予防するために、患側のやや前方に立ち、患側前腕を支えて介助する。
  • ①杖を1段下に下ろす ②患側の足を1段下に下ろす ③健側の足を1段下に下ろす。

段差や溝をまたぐ場合

  • 患側に転倒しやすいので、介護福祉職は利用者の患側に立ち、患側前腕を支えて介助する。
  • ①杖を段差や溝の向こう側に出す ②患側の足を段差や溝の向こう側に出す ③健側の足を段差や溝の向こう側に出す。

 

車いす移動の介助

車いす使用の留意点

  • 車いすを使用するときは①タイヤの空気圧は正常か、②ブレーキはしっかりかかるか、③グリップに緩みはないかなど安全点検してから使用する。
  • 車いすでの材は、深く座っていること、フットサポートに両足が乗っていること、手がアームサポートの内側に入っているか注意する。
  • 砂利道など舗装されていない場所は、キャスター(前輪)をあげながら進む。
  • ブレーキをかけるときや介助するときは、片手で行い、もう一方の手はグリップを握っておき、車いすから手を離さないようにする。

段差を上がるとき

  • 段差に対して正面を向け、直角になるように近づく。前輪を段差につける。
  • ティッピングレバーを踏み、グリップを押し下げてキャスター前輪を壇の上に上げる。
  • 大車輪を押し込むようにして壇の上に上げる。

段差を降りるとき

  • 段差に対して後ろ向きになる。
  • 後ろ向きのまま、大車輪(駆動輪)を静かに降ろす。
  • ティッピングレバーを踏み込みながら。静かにキャスター(前輪)を降ろす。

坂道の場合

  • 上るときは両脇を閉め、両足を前後に大きく開いてゆっくり登る。
  • 下りるときは後ろ向きで。後部の安全確認しながらゆっくり下りる。

 

移動の介助 視覚障害

  • 介護福祉職の肘の少し上を握ってもらう。白杖を使用している場合は、杖と反対側に立って介助する。歩道のない道路では、介護職は道路側に立つ。
  • あと少し、向こうまでなどあいまいな言葉ではなく、10センチの高さ、3メートルなど具体的にわかるように声かけをしていく。
  • 1動作ごとに声かけをするようにする。

 

ベッド・車いす間の以上の介助

ベッドから車椅子へ移乗の介助
一部介助を要する利用者の介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 利用者に介助内容を説明し、同意を得る。
  2. 介護職は、利用者の健側ふくらはぎの部分まで車いすを近づけ、ベッドと車いすの角度が15〜20度になるようにおく(斜方接近法)
  3. 介護職は利用者に言葉かけをし、患側を保護しながら(患側の膝を抑える)お辞儀をするように立ち上がってもらう。
  4. 膝裏が伸びて立位が取れたら、利用者が健側下肢を軸に車いす側へと腰をかあ移転させるのを介護職は補助する。(腰をくるっと回してあげる)
  5. 介護職は車いすのシート前に利用者が位置していることを確認し、一緒に腰を落とす。
  6. 安定した座位になるために深く座る。利用者が健側を自分で後ろに引くことができる場合は患側のみを介助する。
  7. フットサポートに足を乗せる場合は、利用者の患側→健側の順に乗せる。できるところは自分でやってもらいできないところを介助する。
  8. 介助し終えたら姿勢や体調などを確認する。

 

全介助を要する利用者の介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 利用者に介助内容を説明し、同意を得る。
  2. 介護職は、利用者の健側ふくらはぎの部分まで車いすを近づけ、ベッドと車いすの角度が15〜20度になるように置く。(斜方接近法)
  3. 介護職は利用者にベッドに浅く座ってもらい、健側の足を引いてもらう、患側の足は介護職が介助して引く。
  4. 介護職は上半身で利用者の上半身を支え、さらに膝が折れて立位が崩れる危険を防ぐため、介護職の膝で利用者の膝を抑え、利用者のつま先も介護職の足の内側でTの字になるようにしてささえる。そして利用者の腰を引き付けるようにしながら立ち上がりを補助する。
  5. 利用者の膝裏が伸びて立位がしっかり取れたことを確認し、健側下肢を軸にして腰をくるっと回転させる。
  6. 介護職は利用者と一緒にゆっくりと腰を落とし、車いすに座ってもらう。介護職は膝屈伸で利用者と一緒に下ろすことで、利用者がバランスを崩してドスンと座るのを防ぐことができる。
  7. 安定した座位を保てるように利用者が車いすに深く座れるようにする。利用者に手を組んでもらい、介護職は健側の身体を横に向け、利用者の患側大腿部が行き当たったところで手を差し入れ、深く座ってもらう。※健側は自分で後ろに引いてもらうかできなければ介助する。
  8. 安定した座位が保てたら介護職は患側の足をフットサポートに乗せる、健側の足は自分で乗せてもらうか、できなければ介助する。
  9. 介助し終えたら姿勢や体調などを確認する

※(7)利用者に手を組んでもらい、介護職は背後から腕を回して下から手を入れて利用者が組んだ腕を持ち、後方に引き寄せて車いすに深く座らせる方法もある。

 

車いすからベッドへの移乗の介助

部介助を要する利用者への介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 利用者に介助内容を説明し、同意を得る。
  2. 介護職は、利用者の健側をベッド側にして、ベッドと車いすの角度が15〜20度になるように車いすを置く。(斜方接近法)
  3. 利用者は健側上肢をベッドにつき、介護職は利用者の患側を保護しながら、介護職の膝。足の裏側で利用者の患側の膝・つま先を押さえ、利用者の腰を引き付けるようにしながら立ち上がりを補助する。
  4. 利用者の膝裏が伸びて立位が取れたことを確認し、健側歌詞を軸にして腰を回転させるのを介護職は補助する。
  5. 介護職は利用者と一緒にゆっくりと腰を落とし、ベッドに座ってもらう。
  6. 介護職は利用者が安定した姿勢を確保できるようにベッドに深く座ってもらう。介助し終えたら姿勢や体調などを確認する。

 

全介助を要する利用者への介助方法(片麻痺がある場合)

  1. 利用者に介助内容を説明し、同意を得る。
  2. 介護職は、利用者の健側をベッド側にして、ベッドと車いすの角度が15〜20度になるように車いすを置く。(斜方接近法)
  3. 介護職は利用者に車いすに浅く座ってもらい、健側の足を有働するベッド側に出してもらう。介護職は患側の足を介助して引いた上で、上半身で利用者の上半身を支え、さらに膝が折れて立位が崩れないように、介護職の膝で利用者の膝を押さえ、利用者のつま先も利用者が立ち上がるにつれて前方にずれ出さないように、介護職の足の内側でTの字になるようにして支える。そして利用者の腰を引き付けるようにしながら立ち上がりを補助する。
  4. 利用者の膝裏が伸びてしっかりとした立位が取れたことを確認し、健側下肢を軸にして腰を回転させる。
  5. 介護職は利用者と一緒にゆっくりと腰を落とし、ベッドに座ってもらう。介護職が利用者と一緒に腰を落とすことで、利用者がバランスを崩しドスンと座るのを防ぐことができる。
  6. 介護職は利用者が安定した姿勢を確保できるようにベッドに深く座ってもらい、介助し終えたら、姿勢や体調など確認する。

 

(本記事は、介護職員初任者研修の講義で講師から実際に学んだことや、「介護職員初任者研修テキスト」(中央法規)より参照しています。)




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